「復習する」という意味でのレビュー(review)をしてから、感想、評価といった意味合いのレビュー記事にしています。この基礎トレーニングのための教則本は、やりごたえのある膨大な量のシーケンスフレーズと格闘することになりました。
一生使えるギター基礎トレ本 ギタリストのためのハノン(CD2枚付き) 渡辺 具義(著)リットーミュージック
PART1 ベーシック
-
24の運指練習
-
指の独立
-
ハンマーオンとプルオフ
-
ピッキング
-
アルペジオのピッキング
-
ストローク
-
カッティング
-
メトロノームのさまざまな使い方
PART2 上行下行
-
メジャー系5種
-
マイナー系5種
-
連続系
-
四和音基本アルペジオ
-
コード・チェンジ(メジャー&マイナー)
PART3 シーケンス
-
メジャー・スケール
-
マイナー・シーケンス
- ペンタトニック(メジャー&マイナー)
-
メジャー・トライアド
-
メジャー・セブンス
-
ドミナント・セブンス
-
マイナー・セブンス
-
マイナー・セブンス(♭5)
- ダイアトニック・コード
PART4 横移動
-
3 note per string上行下行
-
シーケンス横移動
- 元の組み合わせによるメジャー・シーケンス
-
4 note per string
-
トライアド横移動
- コード・チェンジ
目次を見ただけでも多くの基礎トレーニングが収録されてるのが分かります。音楽の基礎(コード・スケール・アルペジオ)やギター指板上の音の理解を目的とした練習内容になっています。また、イヤートレーニングにも繋がる内容になっています。
PART1では、運指練習やピッキング、左手のテクニックなどの基本的なテクニックを総復習できる内容になっています。
PART2では、スケールとコード・トーンの上下(低い音から高い音へ、高い音から低い音への動き)することで、メジャースケール、ペンタトニックスケール、メジャートライアドなどを関連付けて覚える練習になっています。
PART3〜4では、様々なスケール、コード、コード・トーンのアルペジオをシーケンス(音の順序を決めて繰り返すこと)を利用して練習します。
この本は基礎練習のためのフレーズがほとんどですので、譜面をただ弾くだけの練習をしてしまうと退屈に感じてしまうかもしれません。なぜ、このような練習をするのか、なんの役に立つのかといった練習の目的と意味を理解することで有益な練習になると思います。
コメントをお書きください