キー(=Key、調号)とは楽曲を通して使われるスケール(音階)を表すものです。調の違いはスケールの違いであるとも言えます。
調は音部記号の右側に#や♭の数で表され、これを調号といいます。調号は臨時記号と違い、曲全体を通して変化記号が適応されます。
キー(調)にはメジャー・キー(=Major Key、長調)とマイナー・キー(=Minor Key、単調)の2種類があります。
それぞれメジャー・スケール(長音階)とナチュラル・マイナー・スケール(自然的短音階)というスケールをもとにしています。
Cメジャー・キーとAマイナー・キーの調号には#や♭が付きません。
また、構成音が同じであるため同じ調号で表されます。(Cメジャー・スケールとAナチュラル・マイナー・スケールは同じ構成音になります。)
メジャー・キーからみて短3度下(長6度上)の音がマイナー・キーになります。このような関係の調と平行調と呼びます。(※平行調については近親調/関係調で説明します。)